副業を始めたいと考える人は、どんな副業が自分に向いているか迷う人は多いです。特に初心者であれば、リスクを最小限に抑えた副業選びが先決ではないでしょうか。
そこで今回は副業を令和時代に始める人にとってオススメの最小限にリスクを抑えた副業を3つご紹介していきます。
1、ブログ・アフィリエイト
ブログは自分が経験したことや失敗体験などをわかりやすく記事を書き、読み手にとって価値のある情報を届けることで広告収入や企業案件を受注するインターネットビジネスの一つです。
例えば、あなたがアメリカ留学に詳しいとします。このとき、アメリカの留学エージェント業者と提携して、「アメリカ留学に関する特化サイト」を運営することができるでしょう。
あなたがやることは、アメリカに留学したい人向けに、アメリカ留学に関する記事を大量に書いていきます。そして、訪れた訪問者に対して提携している留学エージェント業者を紹介することで、成約したときに紹介料をもらうようにすれば良いのです。
必要経費は、サーバー代とドメイン代だけです。初期費用は1000円ちょっとで行えます。そのため、利益率の高いビジネスモデルを簡単に構築できてしまうのです。
他にも、Googleアドセンスなどのクリック型の広告収入があります。これは、あなたのサイト内に設置した広告を訪問者がクリックしたときに、あなたの元にお金が入る仕組みのことを言います。
ブログのメリット3選
初期費用がそこまでかからない
ブログの良いところは無料ブログから始めることができることです。そのため、万が一ブログに失敗をしても受ける費用的なダメージはゼロです。つまり損をすることなくチャレンジすることができます。
有料ブログの場合でも、サーバー代・ドメイン代は月に1000円ほどですので経費極小、粗利極大なビジネスモデルが可能です。
時間と場所に左右されない
ブログはパソコン一台で完結するビジネスです。つまり、時間と場所に縛られません。やることは、価値のある情報を書いて読者に喜んでもらうことです。人は価値のある情報に信頼をおくため、読者の気持ちに寄り添った記事作成を心がけることが求められます。
このとき、あなたの強みや経験を基本として記事作成をすることで出来れば執筆活動も楽しくなるでしょう。
文章力が上達する
ブログを毎日書くようになると、自然と文章力が上達していきます。例えば「文章構成」「まとめる力」「添削力」など社会人として求められるスキルをブログを通して磨くことが可能です。
文章を書き続けることで、日頃のアウトプットにもなりますし情報整理にも役立つでしょう。
文章力が上達すれば、本業に活かせるのはもちろん、ライティングの副業が可能となるため本業以外にお金が稼ぐことも可能です。文章力は不変的なスキルですので磨いておいて損はありません。
本業にプラスして収入の柱を増やすことができればリスクヘッジとなるため、チャレンジしてみる価値は大きいでしょう。
ブログの最大のデメリット
収益化するまでに長い時間がかかる
ブログで一番大変なのはこれです。収益化するまでに6ヶ月以上はかかります。私の場合、以前に作成したブログは1年間無報酬でブログを書き続けた経験があります。それだけ最初の収益化を発生させるまでに時間がかかるのです。
利益が出るまでに時間がかかる、これが一番苦しいところでしょう。利益が出始めれば楽しい気持ちが芽生えます。しかし、その状態になる前に挫折して諦めてしまう人が多いのも事実です。
また、「どのくらいの期間において何記事書けば収益化するのか」が読めにくいことです。10記事書いて報酬が発生する場合もあれば、100記事書いてようやく収益化することもあります。
ブログ運営で求められるスキルは「継続力」だけです。コツコツ毎日、記事を書き続けることができれば自然と後から利益もついてくるでしょう。一方で、「早く稼ぎたい」と考える人にはブログ運営は向いていません。
2、Webライティング
企業のWebサイトやメディアに記事を書く仕事のことです。
たとえば、Webサイト(ポータルサイト)を運営している企業または個人から、依頼を受けて指示通りに記事を執筆していきます。
事前にテーマや記事の文字数、入れて欲しいキーワードなどの指示を受け、それに沿った内容の記事を期限通りに作成して納品することが重要となります。
Webライティングのメリット3選
基本的にWebライティングのメリットは、上記のブログ・アフィリエイトと同じような良い点が挙げられます。さらに細かく見ると以下のようなメリットが挙げられるでしょう。
得意分野の案件の記事作成ができる
Webライティングの場合、案件によってはあなたの得意分野の記事案件が募集されている場合があります。
たとえば、あなたにアメリカ留学経験があるとします。このときに留学業者が「あなたの留学体験に関する記事を書いて欲しい」という案件募集があれば、積極的に応募をするべきです。
なぜなら、あなたには既に留学経験があり自分の経験も踏まえて記事作成をすることができるでしょう。得意分野を活かして記事作成をすることで、無理に悩むことなく記事を書くことができ簡単にお金を稼ぐことができます。
参入障壁が低い
Webライティングは未経験からでもできる副業です。「自分は文章を書いたことがない」と言う人でもダメもとでチャレンジしてみる価値はあるでしょう。
なぜなら、最初はみんな未経験だからです。
読者のニーズを満たす記事を書くには数をこなすしかありません。記事を書く量を増やし、相手から求められる内容を理解して記事作成をし続ければ、必ず上達していくでしょう。
私自身、今はこうやってブログを書いていますが元々は文章を書くのが苦手でした。しかし、「文章が書けるようになれば、きっと成長するに違いない」と思い、今ではコツコツ記事作成をしています。
Webライティングは未経験で資金ゼロから始めることができる副業なのでリスクがありません。
自由度の高い副業
ブログ同様、Webライティングはオンライン上で企業・個人とやりとりをすることになります。そのため、時間と場所に縛られることなくお金を稼ぐことができます。
仕事を進めていく上で、時間と場所に縛られることなく、自由に作業ができるのはとても魅力的ではないでしょうか。
家で仕事をすることもできれば、ノートパソコンを持って公園で記事作成もできるでしょう。私も天気の良い日は外で記事作成をすることがあります。
Webライティングは自由度の高い副業の一つです。
Webライティング最大のデメリット
ライバルが多い
Webライティングを副業として行っている人は驚くほど多いです。最初は全員が未経験スタートですが、継続して案件を受注している人は依頼を受ける企業・個人からの信頼が厚いです。さらにそのライターの評価が高い場合、継続して案件を受注することができるでしょう。
もしあなたが、最短でWebライターとしての価値を高めたければ、積極的に自分からアピールしたり少し単価の低い案件を受注したりして、品質の良い作品を納品することが大切です。
まずは顧客との信頼関係を構築し、自分の実績作りに徹することが大切となります。
企業からの信頼を獲得することで、少しずつ単価を上げて信頼を構築していくことで継続した受注につながり、右肩上がりであなたの収益も伸びていくでしょう。
参入ハードルが低い分、ライバルとの差別化を意識したWebライターとしての取り組む姿勢が求められます。
3、せどり
せどりは「安く買って高く売って差額で儲けるビジネス」です。商品の仕入れ元は、店舗やオンラインストアなどでおこない、ネットで販売するスタイルが王道でしょう。
せどりは大きく分けて「有在庫」と「無在庫」の2つの手法があります。有在庫は先に仕入れてから売るやり方です。一方で無在庫の場合は先に売って後から仕入れます。
有在庫であれば、既に手元に商品があるため安心して顧客に商品を届けることができます。一方で無在庫の場合は、後から仕入れるため仕入れるタイミングで商品が残っているか不安材料が残ります。
売れたタイミングで在庫がなければ、それはキャンセル処理をしなければいけません。無在庫は自宅に在庫を抱えなくて良い分、事前に仕入れ先のルートを確保しておくことが欠かせません。
せどりのメリット3選
即金性がある
せどりはキャッシュフローが早いです。安く仕入れて高く売るビジネスモデルのため、コツを掴めば初月から利益を出せます。入金されるスピードが早いため、安定した収益を作るのにオススメの副業です。
私はeBay輸出をおこなっています。
日本で仕入れた商品を海外のお客様へ利益をのせて販売しているのですが、海外には日本の商品に魅力を感じているマニアがとても多いのです。
マニアは早く商品を購入したい傾向があるため、良い商品だと思えば即入金してくれます。
そのため、即金性がありキャッシュフローが非常に早いのが魅力のせどりは、「早くお金を稼ぎたい」という人に向いている副業と言えます。
三方良し
せどりは即金性があるのはもちろん、仕入れ先から喜ばれ、顧客からも喜ばれ、自分はお金を稼げると言う「三方良し」のビジネスを実現できるのがせどりの魅力と言えます。
ビジネスにおいて大切なのは売り手良し、買い手良し、世間良しの3つの視点を持った事業を構築することです。
この3つを満たしながら、初心者でも取り組みやすいのがせどりと言えるでしょう。
自宅で作業が可能
せどりは店舗で仕入れるやり方とインターネット上で仕入れる方法があります。例えば、フリマアプリなどで仕入れる場合、インターネットで仕入れ作業が完結してしまいます。
そのため、家の外に一歩も出ることなく自宅でおこなうことが可能です。新型コロナウイルスの影響で在宅ワークをする人が増えました。
もし、あなたが本業の他にもう一つの収入源として何か探しているのであれば「せどり」は向いているでしょう。なぜなら上記でお伝えしたように、ブログと比べてせどりの方が収益化するスピードが早いからです。
せどりの最大のデメリット
労働集約型になりやすい
ビジネスで成果を出して時間的自由を得るには仕組み化が欠かせません。外注化・仕組み化をしていない場合、すべてを一人でやることになります。
仕入れ、リサーチ、梱包、発送、商品管理、経費計算など作業量は多いため、仕組み化を上手に取り入れることが重要です。
私の場合は、eBayで展開する商品選定を限りなく絞っています。そのため、現在はすべて自分一人だけで完結できるようになりました。
リサーチ・仕入れ作業は毎日30分ほどおこない、その他の作業は曜日を決めておこなっています。予定を事前に決めておこなうと作業もスムーズに進みます。
もちろん、外注化をすると時間の余裕が生まれるため次のビジネスの発展につなげやすくなるでしょう。そのため、私も将来的には外注化も視野に入れながらビジネスを展開することを目指していきます。
せどりは労働集約型のビジネスになりやすいため、効率よく自分の中で完結できるような環境を整えたり外注化を積極的に利用したりすると良いでしょう。
まとめ
小さな企業や個人が勝つために用いられる弱者の経営戦略に「ランチェスター戦略」があります。
ランチェスター戦略の考え方には、「部分一位」「小規模一位」と言う、小さな領域で1位を目指した経営戦略を行うことを説いています。
どんな小さな領域でも構いません。他社との差別化を意識して取り組むことが重要です。
これからは、個人や小さな企業が大企業や経営資源が潤沢にある個人に勝つには、あなたの強みを活かして、彼らが参入してこないニッチな市場やジャンルで攻めることが大切となるでしょう。
それは副業においても他社との差別化が欠かせません。
今回は、あなたの強みを活かした小資本でローリスクで可能な副業を取り上げてみましたので、ぜひ参考にしてみてください。