副業で結果を作るには時間がかかります。しかし多くの人はすぐに挫折してしまいます。
実は、副業で失敗する人にはいくつかの共通点があります。
そこでこの記事では、副業で失敗する人がもっている特徴6選とその解決策をお伝えします。
今回お伝えする内容を理解しておくことで、未然に副業での失敗を防ぐことができるでしょう、
特徴その1:快楽を優先してやるべきタスクを後回しにする
人間は弱い生き物で目的や目標をきちんと設定しておかないと、すぐにダラダラしてしまう生き物です。
パソコンを開けば、SNSやYouTubeなどの誘惑が襲ってきてしまうので、遮断することが欠かせません。
快楽とはたとえば、美味しい物を食べたり映画を観たり、人間の欲望をこれでもかと刺激してくる甘いトラップ(罠)や誘いはたくさんあります。
ただ、そのような甘い誘惑に負けて、本来やるべきタスクを後回しにすると、そのつけはあとでやってきます。
もし楽しい快楽を求めるのであれば、やるべきタスクを終えてから遊ぶようにしましょう。
次に、快楽に負けないために取るべき考え方と行動をお伝えします。
解決策その1:「努力することは当たり前でそれが楽しい」と考える
やるべきTODOリストを書き出し、きちんと実行していく力が欠かせません。
このときに重要になるのが、「なぜ、それをやらなければいけないのか?」という明確な理由を挙げることです。
目的意識がハッキリしていないと継続することができないからです。
人間は弱い生き物ですから、誘惑に負けないためにもやる理由をきちんと設定することがとても重要です。
お金を稼ぐのに努力することは当たり前です。
自分の人生をよくできるのは本人がするしかなく、他人は助けてくれません。
どれだけ家族と仲良くても、友達に恵まれていても、自分のことを守れるのは自分しかないのです。
そもそも、副業で稼げない人は努力ができません。
上記でお伝えしたように、努力ができない人の優先順位は快楽が先です。
面倒だったりつらいことがあったりすると、続けることができません。
しかし、そのようなマインドセットでは成果を出すことは難しいです。
当たり前のことをツラツラ言ってますが、本当です。
このときに自制心(=自分で自分の心を管理する技術)を鍛えておくことが欠かせません。その自制心を助けてくれるのが、本だったり動画だったりするわけです。
たとえば、以下の画像は私の手帳に書いてある名言集の一例です。
昔、なにかのメルマガで紹介されており、これを毎年、自分の手帳に手書きで書いてモチベーションが下がったら読むように意識付けをしています。
他にも、モチベーションを高めてくれる本があります。
とにかく、気が乗らなくてもやるべき時間にやるべきタスクに取り掛かるのです。
考え方としては、「努力することは当たり前であり、その努力そのものが楽しい」「自分の将来につながっている」と考えることができる人だけが成果を残すことができます。
もし、あなたがビジネスで成果を出したいと考えるのであれば、快楽優先ではなく自分の心を律してコツコツと行動することを心がけてみてください。
特徴その2:必要のない情報を浴びすぎて行動まで落とし込めない
現代はとても便利です。
1人1台はスマホ、ノートPCなどを保有して毎日のようにSNSなどを通して情報を浴びています。
しかし、その情報の中にはあなたにとって不要な情報も混ざっていることが多いです。
YouTubeを開けば、タイムライン上にあなたの興味をそそる話題の話があるでしょう。
SNSを開けばインフルエンサーのツイート投稿を見て多少なりとも感情が動くものです。
自分よりも稼いでいる人の投稿を見たり聞いたりすることで、気分が下がってしまうかもしれません。
あれこれ考えすぎて行動に移せなくなってしまうのです。
さらに、脳に強いストレスを感じやすくなり、休んでいるのに休んでいないという状態に陥るのです。
私も同じようなことを経験しました。
このように、情報をたくさん浴びると行動力が不足してしまい、精神的にもよろしくないです。
解決策その2:不要な情報や人間関係とは距離を置く
あなたは「ドリームキラー」という言葉をご存知ですか?
- あなたには無理だよ、できるわけない
- 諦めて会社員しなさい
- あなたの気持ちを下げるネガティブニュースなども同様
このように、あなたに対して否定的な言葉をかけてきたり、自信を失わせるような言葉やニュースを目にしたりする場合は、一定の期間でかまいませんので距離を置きましょう。
心配の気持ちから、間違った方向に行って欲しくないから相手は言うことが多いです。
ありがたいことですが、少しの間だけ距離を取りましょう。
ネガティブなニュースも避けるようにすると良いです。
重要な思考に、「彼らとの付き合いやその情報は、あなたの人生をより良くするためにどうしても必要か」ということです。
多くの情報や他人の声は、娯楽やその時だけの情報であり、あなたに変わって欲しくないから否定的な言葉を投げかけてくるのです。
そして、これらは長期的に見たら不要なことが多いです。
私の場合は、家にテレビを置きません。見たい番組やニュースがないからです。
意図的にSNSの通知をオフにしたり、メールボックスを数日間も開かなかったりすることがあります。
YouTubeのチャンネルも、不要なものは登録解除をするようにします。
不要な本や資料は目に入らないようにして捨てます。
なぜなら、不要な情報を無意識に入れ込むと自分の思考が疲れてしまうからです。
頭が疲れると、集中した環境を手に入れることができなくなります。
そのため、断捨離を定期的におこなうと頭がスッキリします。
- 3ヶ月で月収50万円
- 1年で年商1億
- フォロワー数を3ヶ月で5000人
私の場合は、短期間で大きな成果を出した人のツイートや情報を毎日のように目にすると気分が下がります。
個人的な見解ですが、できるだけ他人と比較しないように、意図的に自分の環境を保つことは一つの重要なスキルだと考えています。
いろいろと情報を入れることで、逆に行動力が不足してしまうのは非常にもったいないことです。
そのため、不要な情報をこちらから意図的にシャットダウンさせて、思考を身軽にしておくことは結果を残す上で重要でしょう。
上記でもお伝えしたように、毎日の積み重ねをコツコツ続ける人の方が長い目で見たら成果が出ているものです。
特徴その3:期限付きの目標を設定していない
多くの人は、抽象的な目標設定をすることが多いです。
たとえば、車のカーナビをセットするときには必ず現在地と目的地が明確です。
現在地と目的地がなければ、どこからどこへ進んだら良いのかがわかりません。しかし、現実世界では現在地と目的地を決めずにダラダラと時間を潰している人が多いです。
電車に乗ればわかりますが、漫画を読んでいる人だったり居眠りをしている人がいたりします。彼らは目的地を決めずに走ってるのと同じです。
なぜなら、目的地や理想としている目標がある人にとっては時間が有限だと言うことをを理解しています。
そのため、電車の中で居眠りをしたり漫画を読んだりする時間はありません。
代わりに必要な知識やスキルを身につけるための学習時間に充てることの方が生産性が高いとわかっています。
夢や目標がある人は常に、逆算思考で生きているのです。
解決策その3:期限付きの目標を設定する
あなたは「SMARTの法則」をご存知でしょうか?
営業経験者や普段から読書などをしている方は、一度は聞いたことがあるかもしれません。
【SMARTの法則】
Specific :具体的で詳細に
Measurable :数値化ができて計測可能な
Agreed upon :同意していて
Realistic :現実的で
Timely :期限が明確である
簡単にまとめると次のとおりです。
- 詳細に書かれた目標であること
- 期限・期日が明確であり、現実的な数値に落とし込まれている期限付きの目標(ゴール)であること
- 他人から言われた目標ではなく、自分の心が同意している目標であること
この3点を抑えた目標を設定することが重要です。
言い換えれば、SMARTの法則にあてはまらない「何となくの目標」を設定すると、その結果も「何となくの結果」に終わってしまいます。
さらに、タスクには大きく分けて4つの要素に分けることができます。
- 重要で緊急なこと
- 重要だけど緊急ではないこと
- 緊急だけど重要ではないこと
- 緊急でも重要でもないこと
やるべきTODOを、一度ノートに書き出していくことが大切です。
特徴その4:緊急度と重要度が不明確で優先順位付けができていない
タスクを4つに分類して、頭の中を整理すると良いです。
【緊急タスクと重要タスクのマトリックス】
- 重要であり、緊急でもあるタスク:締め切りが近い仕事、クレーム処理、病気・事故、大問題など
- 重要であり、緊急ではないタスク:新規事業の開発、品質改善、健康維持、資産作り、学習、掃除など
- 緊急であり、重要ではないタスク:突然の来客や電話、打ち合わせ、報告書の作成、接待など
- 緊急でない、重要でもないタスク:仕事に関係ないこと、くだらない飲み会など
このように、自分が今やっているタスクが何に当てはまっているのかを整理する時間はとても重要です。
私たちは日々いろいろな事に頭と体と心を使っています。そのため、しっかりと自分と向き合う時間を作ることはとても重要です。
コーヒーでも飲みながら、整理すると良いでしょう。
優先順位付けが2番目の「重要であり、緊急ではないタスク」については、目に見える成果が出るまでに時間を必要とすることが多いです。
このことを理解した上で、ボチボチ・コツコツ淡々と継続して作業するしかありません。
時間はかかりますが、積み上げた行動ですのでしっかり残っていきます。
解決策その4:毎日10分だけでも一人会議の時間を作る
毎日10分でも良いので、意図的に一人会議の時間を作ることを強くオススメします。
なぜなら、一人会議をすると思考が整理されるからです。
このときに問いかけると良い質問があります。
- 今、何に悩んでいるのか?
- それがどうなったらハッピーなのか?
- そのハッピーを実現させるために、何が必要で何が不要なのか?
- 既にそのハッピーを手に入れている人は周りにいるのか?
- 手に入れるための情報はどこから拾ったら良いのか?
この5つを自分に問いかけると、やるべきTODOが見えてきます。
経営資源に必要なものに、人・モノ・金・情報・時間の5つがあります。
これは個人に置き換えても同じです。
特にネット社会が発展している今、ググれば答えはいくらでも出てきます。
まずは自分で調べ、わからないことは人に聞くクセを持つと周囲からの評価も上がります。
ぜひ、一人会議の時間を意図的に作り、上記5つの質問を参考にしながら今の課題を洗い出し、一つひとつ潰していきましょう。
特徴その5:他人と比べてしまう
SNSや本屋さんに行くと、「月収数十万円のダメリーマンが成功した方法」という情報を目にすることがあります。
昔の私は、「何をどうすればそんなに短期間で稼げるのだろう?」と毎日のように悩んでいました。
しかし、この思考ループにハマっている限り打開策が見つからないことがわかりました。
なぜなら、フォーカスしている矢印が自分ではなく、他人へ矢印を向けている状態だからです。
つまり、他人と比較しているため本来の自分の良さが見えなかったのです。
他人と比べている状態が続くと苦しいです。
自分に自信がなくなり、何をしたら良いのだろう?と迷走状態に入ってしまうでしょう。
失敗を怖がったり新しいチャレンジができなかったりします。これだと身動きがとれなくなるため、他人と比べるのをやめましょう。
解決策その5:自分が出来ている事にフォーカスする
具体的に、私の中では、他人と比べるのをやめる方法は次のように考えています。
- 今、自分にできていることに意識を向ける・褒める
- 顧客から求められていることは何かを考え、それを追求する
- 他人と比較するのではなく、過去の自分と比較する(3ヶ月前の自分など)
- 日記をつける(習慣トラッカーをつける)
- きちんと振り返る
私は手帳を使って自分の行動習慣に対してチェックを入れています。
私が使っている手帳は愛用歴5年のこちらです。
この手帳には、習慣トラッカーや1年の目標、日報などが書けるスペースがあり、メモ欄も多いためカスタマイズしながら使っています。
私の場合は、以下のように出来たことに対して赤いペンで花丸をつけています。
このように、自分がきちんと成長しているなと客観的に判断ができる仕組みを設けることで、他人と比較することなく自分のことだけに意識を向けられるようになります。
特徴その6:継続力がない
副業で成果を出せない人は続けることが苦手で、継続力がありません。
ちょっとうまくいかないことがあると、すぐにめげてしまう傾向にあります。
しかし、それでは結果は残せません。
そして、その背景には高すぎる目標設定をしている可能性があります。
物事すべてにあてはまることですが、やはり成果を作るには時間がかかります。
毎日コツコツ作業をしなければ良い結果は生まれません。
例えば、ブログやSNS投稿なども同じです。毎日配信をするから、フォロワー数と影響力が伸びていくのです。
他にも、何かの資格を取得するためには、毎日勉強をするでしょう。
目的によって、日々やるべきタスクに変動は付き物であり優先順位付けが必要です。
しかし、達成したい何かがあるのであれば、その目標を達成させるための毎日の作業は欠かせません。
解決策その6:達成可能な目標を設定し、毎日コツコツやる
目標を確実に達成させるには、達成可能な目標を設定し、毎日コツコツやることが大切です。
いきなり高すぎる目標を設定すると、挫折してしまう可能性があります。
そうではなく、まずは「確実に目標達成するために達成可能な目標を設定すること」これが重要です。
その設定した目標を連日クリアしたら、その後にもう少し高い目標を設定すると「チャレンジしてみよう」と気持ちが前向きになり、行動力があがるでしょう。
何も焦る必要はありません。毎日コツコツ行動していけば、1年後にはまた違った景色になっているはずです。
この連続の積み重ねが大きな成果を呼びます。
そのため、達成可能な目標を設定してそれを達成したら、少しずつ高い目標を作って行動していくようにしましょう。
大切なのは、毎日のコツコツ作業です。
まとめ
今回は、「副業で失敗する人がもっている特徴6選とその解決のコツ」を解説しました。
何か一つでも、参考になるものがあったら嬉しいです。
大切なことは、自分の現在地と理想を把握し、そのギャップを埋めるために必要な知識と行動を積み上げることではないでしょうか。
今回お伝えした内容を参考に、ご自身で改良できる点がないか確認されてみてください。